雨の日にも、外出の楽しみを。体育館で過ごす休日の話
週末の予報に雨マークがつくと、考えていた予定を少し組み直したくなる。公園を歩こうか、外で何か食べようか。そんな候補が減ると、休日まで小さくなったように感じることもある。でも、晴れの日と同じ過ごし方ができないだけで、楽しみまで減らす必要はないのかもしれない。今回は、天気が気になる日の選択肢として、体育館でバドミントンをする時間について書いてみたい。
天気に合わせて、楽しむ場所を変える
屋外で過ごす休日には、外ならではのよさがある。広い空や風の心地よさは、体育館には持ち込めないものだ。ただ、その気持ちよさは天候とセット。雨だけでなく、強い日差しや風のために、予定を変えたくなる日もある。
そんなとき、屋内で体を動かせる場所をひとつ知っていると、休日の選び方に幅が出る。バドミントンも、そんな屋内の選択肢のひとつ。体育館までの移動には雨対策が必要だけれど、会場に着けば、傘を差さずに動き回れる。足元の水たまりをよけながら歩く時間と、コートの中でシャトルを追う時間は、ずいぶん違う。
もちろん、荒天のときは別の話。開催状況や交通情報を確認して、安全を優先してほしい。あくまで、無理なく出かけられる日に行き先を選び直せるということ。「晴れなかったから残念」で終わらない予定があるのは、ちょっと心強いと思う。
外の風と、シャトルの軽さ
公園などでバドミントンをしたことがある人なら、風にシャトルを持っていかれる難しさを想像しやすいかもしれない。まっすぐ打ったつもりでも横にそれたり、相手まで届くはずが手前で落ちたり。外で遊ぶ楽しさはあるけれど、風もなかなか手ごわい相手になる。
体育館にも空調などの影響はあるものの、屋外ほど風に左右されにくい。そのぶん、打ったシャトルがどちらへ飛ぶのか、自分の一打を確かめやすくなる。速く打つことだけでなく、ふわっと高く上げる、ネットの近くへ短く返す。そんな飛び方の違いにも目が向くはずだ。
これは、上手に打てる人だけの楽しみではない。初心者なら、まず相手のいる方向へ返してみるだけでも十分。ラケットに当たった感触と、実際に飛んだ距離を少しずつ結びつけていく。天気の影響が比較的小さい場所だからこそ、シャトルの軽さと繊細さを、慌てず味わえるのが面白い。
雨の日は、行き帰りまで少しだけ工夫する
雨の日の外出で気になるのは、会場にいる時間より、むしろ移動中かもしれない。靴や荷物がぬれると、到着する前に疲れてしまうこともある。だから、準備を大がかりにするというより、帰りの自分が困らないように、少しだけ考えておくとよさそうだ。
ラケットは借りられるので、道具を一式買いそろえる必要はない。参加に必要な持ち物は室内靴だけで大丈夫。そこに、その日の天気や自分の汗のかき方に合わせて、必要なものを足していけばいい。
・室内靴は、移動中にぬれないよう袋に入れる
・雨や汗が気になる日は、タオルを用意する
・着替えが必要なら、乾いたまま持ち帰れるよう分けておく
特別な雨用グッズを買う話ではなく、家にあるもので十分な工夫だ。室内靴に履き替えるときは、靴底がぬれていないかも確認したい。体育館だからと油断せず、床をぬらさないことを意識すると、自分も周りも安心して動きやすい。
それから、屋内でも暑さや寒さがなくなるわけではない。施設の環境や季節に合わせて、休憩や水分補給も忘れずに。屋根があることと、いつでも快適な温度であることは、別なのだ。
雨だからこそ選べる予定があってもいい
雨の日は家でゆっくりする。それも、もちろんいい休日だと思う。ただ、家にいたいのではなく、外でできることが思いつかないだけなら、体育館という行き先を思い出してもらえたらうれしい。
サークルには女性や初心者も多く、年齢もレベルもさまざま。経験者だけが集まって黙々と打つ場所ではなく、和気あいあいとした雰囲気でバドミントンを楽しんでいる。競技として本格的に始めると決めていなくても、休日の過ごし方のひとつとして考えてもらって大丈夫だ。
当日参加も歓迎なので、予定を見直した日に、開催情報を確認してみるのもいい。移動に無理がないことを確かめたうえで、室内靴をバッグに入れる。そんな決め方で出かけられる場所があると、週間予報を見るときの気持ちも少し変わるかもしれない。
晴れたら外へ、雨なら体育館へ。毎回そう決める必要はないけれど、天気に合わせて楽しむ場所を変えるのは、なかなか便利な考え方だ。次の休日に雨マークがついても、予定表を白紙に戻す前に、コートで過ごす時間を候補に入れてみてほしい。